『北斗の拳』原作者 武論尊×木村清 『すしざんまい』社長「二度と戻りたくない『我らの自衛隊時代』」
「敬礼」をするのが、木村氏(右)。「休め」の姿勢をとるのが、武論尊氏(左)。二人は自衛隊の先輩後輩〔PHOTO〕小檜山毅彦

武論尊(以下、武) 俺は木村が社長の店って知らないときから、とりあえずマグロを食うんだったら『すしざんまい』だったの。そうしたら5~6年前に、自衛隊の同期のヤツが「あそこの社長、俺たちの後輩だよ」って紹介してくれた。「えっ、ウソ」って。それが最初の出会い。で、木村がすごいのは一切まけないのよ(笑)。

木村 ワハハハハ。

 あそこは味だけじゃなく接客も良い。

木村 やっぱり私は自衛隊にいたからか、ピシッとしていたほうが気持ちいい。だから、ダラダラやっている従業員を見ると、それはつい言っちゃいます。「何のために働いているのか」って。

『北斗の拳』を生み出した漫画原作者・武論尊氏(66)と人気寿司店『すしざんまい』を全国に展開する株式会社『喜代村』代表取締役社長・木村清氏(61)。それぞれの業界ではカリスマ的な存在である二人だが、一見、接点はないように思える。が、実はともに自衛隊出身という異色の経歴の持ち主だ。

 俺も木村も中学卒業後、熊谷基地(埼玉)の航空自衛隊生徒隊に入った。15歳で自衛隊に入ろうって連中だから、だいたい変わり者が集まる(笑)。そこは防衛大学の高校版みたいなところで、4年間教育を受けるんだけど、俺が出た後に木村が入っているのよ。俺が9期で……。

木村 私、14期です。1期上でも絶対的な存在ですから、5期上は神様です(笑)。

 ハハハ、いや、5期も上だともう関係ないですよ。逆に1期上だったら、当時、殴っていたかも(笑)。1期上の先輩は最悪。一番いじめられますから。2期より上だと仲が良かったりするんです。