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みのもんたは、なぜこんなに嫌われるのか【第3部】「もう二度とテレビに出るな」みのが嫌い!みのが大嫌い!と思ってる人たち

「私はみのさんのことが好きではありません。根本的に相容れないものがあるんです。だからなるべくお答えしたくないんですが……」

そう話すのは、数学者で作家の藤原正彦氏である。今年70歳を迎える藤原氏は、みの氏の1歳年上で、ほぼ同世代だ。

藤原氏は、みの氏のどこをそんなに嫌っているのか。

「みのさんは、学校で習った通りの正しいこと、つまり自由とか平等、人権、正義だとかをテレビの中で振りかざしているだけのように思えるんです。そういう人を見ると、胡散臭いと思ってしまう」

確かに、「朝ズバッ!」の司会をするみの氏は完全に「正義の味方」と化していた。いじめの話題になれば「この番組は子どものいじめを許しません!真剣に取り組んでいきます」、戦争の話になれば「兵器に使う金があったら福祉に回せ!」といった具合だ。

「テレビのコメンテーターだってみんなそうですよ。みのさんは、媚を売って生きる人の象徴です。彼がアメリカに行ったら、素晴らしい人だと言われるかもしれません。オバマ大統領もそういうことしか言っていないですからね。

日本人は、そのような空虚なものには裏がある、と伝統的に知っている民族です。正義の味方そのもの、というような顔をして正義を振りかざす人はどこか胡散臭い、と」

あの態度がムカつく

自信たっぷりにものを言うことが売りであるみの氏には、あいまいさは許されない。あらゆることをいちいち断言し、他人の行状をいちいち断罪する。しかし、かく言うみの氏本人が口で言うほど清廉潔白な人間でないことは、視聴者もうすうす気づいている。それがウソ臭さであり、胡散臭さにつながるのだ。

芸能リポーターで目黒区議会議員の須藤甚一郎氏も、みの氏の「正義の仮面」とその実態の乖離に情けなさを感じている。

「番組ではエラそうなことを言う割に、みのさん本人は70歳を目前にして、善悪の区別がつかなくなっているんじゃないですか。女子アナへのセクハラと軽々しく言っているけれど、同じことを電車内でやれば、痴漢で逮捕されていたはずでしょう。

次男の窃盗事件にしたって、他人のキャッシュカードを使おうとして捕まるなんて。あまりにもバカバカしくて、酒の肴にもなりません」

須藤氏は、出会った当初とはみの氏がすっかり変わってしまったことを悲しんでいる。

「みのさんとは酒を飲んだこともありますが、面白い男ですよ。そのまま、ただの面白い男でいればよかったものを。

いつからか自分の番組に政治家を呼んで、ご意見番を気取るようになったんです。お世辞を言われて勘違いしたんですかね。しかも、最近は自分の意見を言わず、人に意見を言わせて、『そうですよね、とんでもない』なんて尻馬に乗っているでしょう。

今のみのさんには、評価できるところがない。以前のような人気を取り戻すとしたら、流行りの土下座をしてみせるくらいしか道はないんじゃないですか」(須藤氏)

かつてみの氏と一緒に仕事をした経験がある元テレビプロデューサーも、穏やかながら厳しい叱咤を寄せた。

「みのさんは遅咲きの人で、『おもいッきりテレビ』で売れたときにはすでに40歳を超えていた。その後、あまりに一気呵成に頂点へ上りつめたものだから、周りがイエスマンばかりになってしまったんですね。ニッコクの社員にしても、みのさんには強く言えない。人間、お山の大将になってしまうと、どこかに綻びが出てきてしまうものです。

みのさんは、いい意味でも悪い意味でもやんちゃで、子どもがそのまま大人になったようなタイプ。ただ、もうやんちゃでいられる年齢でもポジションでもないでしょう。それに報道をやる以上は、当然責任は取らなければいけません。

ああ見えてみのさんというのは、繊細で傷つきやすくて、都合が悪くなると雲隠れしてしまう。ニッコクの談合で叩かれたときも身を隠してしまいましたよね。いったん言ったことは貫いて、堂々としていればいい。どうしてそれができないんですかね」

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