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ITトレンド・セレクト
2013年10月24日(木) 小林 雅一

Netflixの利用者が4000万人を突破: 米国でインターネット動画配信が急拡大している理由とは?

Netflixのトップページより

テレビ番組や映画をインターネットで配信する「ネットフリックス(Netflix)」の利用者が、世界全体で4000万人の大台を突破した(今週発表された、同社の第3四半期決算報告より)。内訳は米国内の利用者が3100万人余り、カナダや南米、欧州諸国などの利用者が900万人余りだ(日本では同社サービスは開始されていない)。

1997年、米カリフォルニア州に設立されたネットフリックスは当初、DVDの郵送レンタル・サービスから事業を始めた。月極定額制と無期限レンタル制が功を奏し、ユーザー数が数百万人に達した2007年、同社はこれをベースに映画やテレビ番組のストリーミング配信を開始した。当初、それはDVDレンタルの定額会員(メンバー)に対し、言わば付加的なサービスとして無料で提供された。

ストリーミング配信された動画コンテンツを、ユーザーはパソコン画面から見ることもあれば、インターネット接続機能のあるテレビで見ることもある。あるいは「Wii」や「プレステ」、「Xbox」のようなゲーム機、さらには「Apple TV」のようなセットトップ・ボックスを経由して、従来型テレビから見ることもある。最近では、タブレット端末からも視聴できるようになった。

要するに見方は様々だが、(DVDレンタルの定額会員であれば)無料でストリーミング配信されることが好感され、ネットフリックスの利用者増にさらなる拍車がかかった。2010年3月、同社のユーザー数は1400万人を突破した。

無料から有料で苦境に

ところが翌2011年2月、ネットフリックスは突如、DVDレンタルと動画ストリーミング配信を別々のビジネスに分離し、後者を月額8ドルからの有料サービスとして提供した。ここから激しいユーザー離れが始まり、同社の株価も急落するなど、2011年はネットフリックスにとって最悪の1年となった。

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