伊藤博敏「ニュースの深層」
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全業務停止6ヵ月の命令を受けたアブラハムPB・高岡壮一郎社長を直撃!

2013年10月17日(木) 伊藤 博敏
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「いつかはゆかし」公式HPより

金融庁は、11日、投資助言業者のアブラハム・プライベートバンク(PB)に対し、金融商品取引法に違反、無登録で海外ファンドの商品を販売していたとして、全業務を6ヵ月間、停止する命令を出した。

相当に重い。登録取り消しに次ぐ処分で、しかも顧客が海外ファンドを購入する際、助言とサポートを行う、というビジネスモデルを否定されたので、6ヵ月後に、また同じ事業を再開はできない。

「海外ファンドへの投資助言は、認められない」

アブラハムPBの社長は高岡壮一郎氏。東大を卒業後、三井物産勤務を経て、アブラハム・グループを立ち上げ、富裕層向けのプライベートクラブ「YUCUSEE(ゆかし)」を運営する。

アブラハムPBの「いつかはゆかし」は、将来の「ゆかし」を目指す若年層向けのサービスで、「1億円は貯められる。月5万円の積立で」という派手な広告戦略で、ここ1年の間に一気に知名度を高めた。

しかし、金融庁にビジネスモデルを否定され、今後、どう展開するのか。既存の顧客をどうするのか。

再建が容易でないことは指摘しておくべきだろう。

まず、信頼回復の難しさである。

アブラハムPBに対して、誰もが感じる疑問は、英系金融機関が提供する「海外積立(自分)年金」は、営業報奨金がつきものなのに、同社が「営業報奨金は受け取っておらず、投資助言手数料と会費で賄われています」と、断言していた点だ。

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