闇サイト「シルクロード」をFBIが摘発---電子通貨「ビットコイン」の取引額は1,180億円!
閉鎖後の「Silk Road」トップページ

10月2日(米国現地時間)、闇ネットワークを舞台にした巨大麻薬取引サイト「シルクロード(Silk Road)」がFBI(米連邦捜査局)に摘発された。

捕まったのはサンフランシスコに住む29才のRoss William Ulbricht容疑者。彼が運営するシルクロードでは、麻薬やコンピュータ・ウィルス、違法免許証などが売買され、ヒットマン(殺人請負人)による殺人まで仲介していた。まるでスパイ映画の一場面のような今回の事件で、仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)は暴落し、窮地に追い込まれている。

麻薬から殺人請負まで取引される闇サイト「シルクロード」

今回、FBIによって摘発されたシルクロードはディープ・ウェブ(Deep Web)と呼ばれる裏ホームページだ。もちろん、一般のインターネットからディープ・ウェブは見えない。グーグルなどの検索エンジンにも引っかからない。

この闇サイトには、複雑な経路を使って身元が分からないように工夫された「Tor network」を使ってアクセスする。Tor networkは、新聞などへの内部告発にも利用されるが、逆に犯罪サイトの隠れ蓑にも好都合だ。ディープ・ウェブはアドレスが公表されていないので、シルクロードには事前に修正が加えられた特別なファイヤーフォックス・ブラウザーを使ってアクセスする。

シルクロードは麻薬売買の温床で、そこではヘロイン、コカイン、LSD、エクスタシーなど様々な麻薬・覚醒剤が売り買いされていた。また、サイバー攻撃に使うハッキング・ツールやコンピュータ・ウイルス、マルウェアなどのほか、偽造免許証や偽造パスポート、偽造車両保険なども取引されていた。不正情報では、盗み取ったクレジット・カード情報からアマゾンやネットフリックスの不正アカウントなど、様々なインフォメーションが取り扱われていた。

こうした違法取引やサービスのリストアップは1万3000件を超えており、シルクロードはまさに「巨大な闇の市場」だったのだ。

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