古賀茂明さんとの対話「今後の日本を考えると不安なおもいでいっぱいです」
古賀茂明と日本再生を考えるメールマガジン Vol069 読者との対話より

この先の日本を考えると非常に不安です

読者: いつもメルマガによって色々考えさせられます。

安倍政権になってからあまりに重要な問題が一気に押し寄せて来て、それらがすべて政権の思い通りになってしまったら、この先日本はどうなるのかと非常に心配です。選挙で自民党に投票した人たちのどれだけが後悔しているか分かりませんが、すべて後の祭り。あまりに議席を与え過ぎたために、にっちもさっちも行かなくなってしまいました。

この状態に警鐘を鳴らす声もありますが、なかなか大きなうねりにはなりません。オリンピックだ、リニアだと、子どもがあめ玉をもらって喜んでいるような世相は心配な限りです。

戦前は今のように情報が溢れていた訳ではないですから、気がついたらいつの間にか戦争になっていた、というのも分からないではありませんが、現代は日本がオカシな方向に向かっているという事は日々実感できます。知らなかった、分からなかったという言い訳は通用しません。

でも、状況を変えるにはどうしたら良いのかがさっぱり分かりません。私達は何をすれば良いか、ヒントがありましたら教えてください(まさか、このような世の中になるとは、為政者によってこうも変わるものなのか、というのが実感です。怖いです)。

古賀:私も同感です。

安倍政権になって、良いことは一時的な円安ですが、この効果は長続きしません。安倍総理は、何となく経済構造改革をしたいという雰囲気は漂わせるのですが、憲法改正などと違って、自分が何をやりたいのかおそらくわかっていないようです。従って、本気度が低く、官僚と族議員に負けてしまうのです。

一方で、増税とバラマキのスパイラルだけはしっかり進んでいます。結局、日本は、今、ギリシャと同じ道を歩み始めたのです。ギリシャは消費税23%ですから、財務省のように消費税を上げればよいという人たちから見れば優等生なのですが・・・

ところで、「では、何ができるのか」ですが、とにかく一番大事なのは、諦めないことです。諦めてしまったら終わりです。

いつか、問題が露呈して、大きな路線転換が必要だということがわかる時が来るので、その時までに、代わるべき政権の受け皿づくりを進めるのと同時に、本当の危機の際に、国民が痛みを受け入れ、分かち合う準備を進めるということだと思います。

私は、第4象限の党というものを提唱しています。一言で言うと、既得権と闘う改革をする一方で、絶対に戦争には向かわないというものです。これについては、講談社の『g2』という雑誌に掲載されました。(現代ビジネスにノーカット版が掲載されています

また、16日に発売されるPHP新書『利権の復活 「国民のため」という詐術』にも書きましたので時間があったら見て下さい。今、この路線に賛同してくれる政治家の人たちを探しています。