[ボクシング]
近藤隆夫「大晦日は、井岡一翔vs.ローマン・ゴンザレスが観たい!」

スポーツコミュニケーションズ

リアルチャンピオンを決する闘いを

 だが、あと1試合、井岡のライトフライ級での試合を見てみたいと願うファンも多いことだろう。それはライトフライ級に“絶対王者”が存在しているからだ。

 36戦全勝(30KO)……無敗のWBA世界ライトフライ級スーパー王者、ローマン・ゴンザレス(ニカラグア)。この男と井岡の対決は私もぜひ観てみたい。この一戦こそが、ライトフライ級最強……「リアルチャンピオン」を決する闘いなのである。

 ゴンザレスは11月10日、両国国技館で行われるWBC世界バンタム級タイトルマッチ、王者・山中慎介(帝拳)vs.挑戦者・アルベルト・ゲバラ(メキシコ)の前座試合に出場する。だが、これはノンタイトル戦で調整試合。大晦日、リングに上がることにコンディション的な問題はないだろう。

 現在、ゴンザレスは帝拳ジム所属の選手。だが、だからと言ってTBSが放映を行うリングには上がらないといったことにはならないはず。帝拳の度量は、そんなに狭くない。

 大晦日は3階級制覇を賭けての闘いよりも、質の高いスーパーファイト、無敗の井岡一翔が、無敗のスーパー王者、ローマン・ゴンザレスに挑む一戦が観たい。

近藤隆夫(こんどう・たかお)プロフィール>
1967年1月26日、三重県松阪市出身。上智大学文学部在学中から専門誌の記者となる。タイ・インド他アジア諸国を1年余り放浪した後に格闘技専門誌を はじめスポーツ誌の編集長を歴任。91年から2年間、米国で生活。帰国後にスポーツジャーナリストとして独立。格闘技をはじめ野球、バスケットボール、自 転車競技等々、幅広いフィールドで精力的に取材・執筆活動を展開する。テレビ、ラジオ等のスポーツ番組でもコメンテーターとして活躍中。著書には『グレイ シー一族の真実~すべては敬愛するエリオのために~』(文春文庫PLUS)『情熱のサイドスロー~小林繁物語~』(竹書房)『キミはもっと速く走れる!』 (汐文社)ほか。
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