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[障害者スポーツ]
伊藤数子「パラリンピック開催は日本社会を大きく変える!」

2013年10月03日(木) スポーツコミュニケーションズ

 今月8日、2020年オリンピック・パラリンピックが東京で開催されることが決定しました。その日、早起きをしてアルゼンチン・ブエノスアイレスで開催されたIOC総会の投票結果を固唾を呑んで見守っていた人も少なくなかったはずです。私も、ジャック・ロゲIOC会長の「トウキョウ」の声を聞いた瞬間を、今でもはっきりと覚えています。

 7年後、世界最大のスポーツの祭典が日本の東京で行なわれる――。多くの人が自分の年齢に7を足して、「○歳かぁ。その頃には……」と想像をたくましくしたことでしょう。こんなに同時に人々が自分の未来について考え、その自分が住む未来の社会について思いを馳せる。そして、将来の社会のあるべき姿に思いを巡らせる。開催が決定しただけでこのように人の心を未来に向けて動かすオリンピック・パラリンピックに、改めて偉大な力を感じずにはいられません。

 さて、7年後、日本はどのようなオリンピック・パラリンピックを世界に見せるのでしょうか。私は、オリンピックの開催に何の不安もありません。日本、そして東京は、十分にその力があるからです。しかし、パラリンピックはどうでしょう。現状では一般の人たちの理解・興味は、オリンピックには及びません。これからの7年間で、すべきことはここにあると考えています。さらにオリンピック・パラリンピックは決してゴールではありません。より良い社会をつくるスタートです。それができてこそ、真の「平和の祭典」となるのです。パラリンピックを含めた、日本らしい、そして日本にしかできない「2020東京」の開催をしっかり準備していく必要があります。

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