FRB議長はなぜラリー・サマーズではダメでジャネット・イエレンが適任なのか
『現代ビジネスブレイブ グローバルマガジン』---「ニューヨークタイムズ・セレクション」より

有力な2人の候補者

次期FRB(連邦準備制度理事会)議長の選択をめぐる議論は、いつになく激しいものとなった。幸い米国には非常に適任の候補者がいる。それはFRB現副議長ジャネット・イエレン氏だ。

しかし、オバマ大統領はローレンス・サマーズ氏を指名するのでは、という懸念がある(※1)。この2人と私は30年以上も政府内外の身近なところで仕事をしてきたので、おそらく、明確に評価できる。

通常は米国と世界中で広がる、貧富の格差の理解に焦点を当てているコラムが、なぜこの問題を扱うのか疑問に思うだろう。理由は単純。FRBがやることは、事実上、ほかのあらゆることと同様に、不平等の拡大にも多大に関係しているからだ。

よい知らせは、この有力な候補者は2人とも、不平等を心配していることだ。一方、悪い知らせは、候補者の1人であるサマーズ氏によって押し進められてきた政策が、中間層と最下層が直面している苦悩と密接に関係していることである。

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