わかりやすい伝え方の法則 【第12回】わかりやすい文章を書くためには?

2013年09月27日(金) 木暮 太一
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同じような例をもうひとつ見てみましょう。

この薬には、内臓機能を強くし肌荒れの原因となる毒素を除く○○が含まれています。

果たして、この薬にはどんな効能があるでしょうか?

この文章も二通りの読み方ができます。

1.この薬には、内臓機能を強くして、「肌荒れの原因となる毒素」を除く○○が含まれています。
2.この薬には、「内臓機能を強くするが、肌荒れの原因ともなる毒素」を除く○○が含まれています。

正しい効能が1であるなら、混乱が起きないために、次のように言い換えます。

この薬には、内臓機能を強くする○○という成分が含まれています。この成分はさらに肌荒れの原因となる毒素を除く効果もあります。

元の文章も、冷静になってじっくり読めば、伝え手の意図を正しくを読み取ることができます。しかし、相手がいつも「冷静にじっくり」読んだり聞いたりしてくれるわけではありません。特に広告のコピーの場合、その誤解が致命傷になることもあるのです。

「そのくらいは、分かってよ」というのは、伝え手のエゴです。さきほどもお話ししたように、「説明」は、100%説明者の責任として考えなければいけません。伝えたいことが相手に伝わらなければ、それはすべて説明に問題があるのです。そのために、できる限り誤解を与えない表現を選ばなければいけません。

【注意点】自分が書いた文章も、もしかしたら複数の意味にとれる可能性がある。常に「文章は短く、一文にいいたことはひとつ」を心がける!

 

著者: 木暮太一
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