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日本が世界に誇るミドルサルーン頂上対決! 燃費がいいのは? 走りがいいのは?そして上質なセダンはどれだ!?
片岡英明が徹底比較!
〔PHOTO〕茂呂幸正(以下同)

話題のアコードHV、アテンザ、レガシィB4が人気だが……
カムリ改良で勢力図に異変!?

 アテンザ、アコードHVと話題の新車が登場し熱い視線が集まるミドルサルーン市場。さらに改良されたカムリHVが加わりますますヒートアップしそうだ。レガシィB4を加えた人気4台の燃費、動力性能から質感まで徹底比較。優雅に乗れて機敏に走れるのはどれだ!

ROUND1 実用燃費
カタログデータではわからないHV、ディーゼルの本当の燃費

 今回テストしたのは、日本が世界に誇るミドルクラスの戦略車4台だ。カムリとアコードは北米を中心に絶大な人気を誇り、幅広い年代の人たちに愛されている。日本では4気筒のアトキンソンサイクルエンジンを積むハイブリッド専用車とし、卓越した動力性能と良好な燃費を両立させた。カムリは2・5ℓ、アコードHVは2ℓだ。

 アテンザは2・2ℓのクリーンディーゼル(ターボ)で受けて立つ。しかも6速MTだ。もう1台はレガシィで、2ℓ直噴DOHCターボを積む2・0GT DITアイサイトを持ち込んでいる。

 アップダウンがあり、コーナーが連続する6kmのコースをちょっとハイペースで走り、燃費を計測してみた。最もよかったのは、意外にもアテンザのディーゼルターボだ。低回転域から発生する4ℓクラスの分厚いトルクを生かして15・5km/ℓ(いずれも燃費計でのデータ)の好燃費をマークしている。静粛性や振動の面でライバルに差をつけられているが、実用燃費はすばらしい。

 アテンザに次ぐ燃費を記録したのは、2モーターを採用するとともにEVモード走行も可能になったアコードHV。15・0km/ℓを叩き出している。が、排気量で500cc大きいカムリも負けてはいない。14・5km/ℓと、アコードHVとほとんど差のない好燃費をマークした。

 カムリは上りのステージでも元気だ。アコードHVより排気量が大きいため実用域のトルクが太いだけでなく、車両重量も70kgほど軽い。だから急な坂道も苦にしなかった。また、なだらかな坂でも余裕が感じられる。

 4位は4WDのレガシィB4だ。辛うじて二桁の10・1km/ℓを記録した。アイドリングストップがないため、市街地走行での上乗せは期待できない。が、飛ばした時の気持ちよさは格別だ。

 2回目はエコモードを使い、燃費を意識して走ってみた。トップはアコードHVで、驚異的な23・5km/ℓを叩き出している。これに続くのがカムリだ。22・8km/ℓと、アコードHVに肉薄し、THS(トヨタハイブリッドシステム)Ⅱの底力を見せつけた。3位はアテンザで19・5km/ℓ、最下位は13・7km/ℓのレガシィだ。

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