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「毎月分配型」投資信託を卒業しよう! 知らないと損をする「行動ファイナンス」の基礎知識

NISA口座開設のストップ、今なら間に合う!

本稿が掲載される予定日は9月25日だ。何は、ともあれ、「今なら間に合う」重要情報をお伝えしよう。金融機関が口座獲得のキャンペーンを行っているNISA(「ニーサ」。少額投資非課税制度)の口座開設の申し込みを、税務署が10月1日から受付ける。その十分前であれば、申請をストップすることが出来る。

銀行、あるいは信用金庫に申込書類を渡してしまった人は、今のうちに連絡を取れば、NISA口座開設の申し込みを撤回できるはずだ。

筆者は、銀行、信用金庫など、証券会社以外の金融機関にNISA口座を設けることは「不利だ」と考えている。理由は、内外の証券市場に上場されているETF(上場型投資信託)に投資できないからだ。ETFは信託報酬と呼ばれる、継続的に掛かる運用・管理の費用が安く、NISAでの投資に向いている。

今のところ、NISAの口座は一人一金融機関にしか持てないし、いったんNISA口座を開設してしまうと向こう4年間金融機関を変更することができない。できれば取引コストの安いネット証券に開設するのがいいと思うが、ともかく、NISAの口座は投資対象の選択肢が広い証券会社に開く方がいいと考えている(【注意】筆者は楽天証券というネット証券の社員なので、本件の利害関係者だが、NISAにはネット証券が向いていると本当に考えている)。

ちなみに、複数の金融機関から同一人のNISA口座の開設の申請書が届いた場合、到着が早い順に受け付けられることになっていて、10月1日に複数の申請が届いた場合は何れも受理されないという。郵便事情で到着がずれる可能性もあるので、口座開設をしたくない金融機関からの申し込みを取り下げることが望ましい。

尚、NISA口座を銀行に開いてしまった場合でも、ネット取引を選択して、「よりマシな」商品に投資するある程度の救済案が使えるケースもあるから、ひどく損をせずに済む場合もあるが、ETFは使えないので、最善を逃がすことにはなりそうだ。

NISA口座の申込をしてしまった人は、「今なら」撤回が間に合うので、その金融機関でいいのかどうかを考えよう。申し込みがまだの人は、重要な順に、

(1)投資したい商品があるか
(2)手数料コストは幾らか(キャンペーンのメリットを込みにして計算する)
(3)利便性はどうか

の3点からどこに口座を開設するかを考えよう。NISA口座で実際に投資できるのは、来年1月からだから、まだ十分時間がある。

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