社会保障・雇用・労働
小川和也 × 堀潤 【後編】
相次ぐアルバイトの炎上から、寛容な社会づくりを考える

[左]小川和也さん(グランドデザイン&カンパニーCEO)、[右]堀潤さん(ジャーナリスト)

【中編】はこちらをご覧ください。

匿名で個人情報を暴き出し、炎上させている側が怖い

小川: 「いたずら写真」などの投稿によるネット炎上についてはいかがですか?

堀: 僕も1回、家でちょっと顔にピザをやってみましたよ(笑)。

小川: 「やってみました」ってやつですか。

堀: やってみました。これはやっぱり...

小川: ネットの玉石混淆さの象徴であるような指摘もありますが。

堀: 僕はそれよりも、あれを暴き出して笑っている集団のほうが怖いですね。

小川: そちらのほうが怖い?

堀: 僕はどちらかというと、ツイッター上で炎上させている側は誰かなって、いろいろチェックして回っているんです。「○○高校の何とか君がタバコを吸っているけど、おたくの高校はそれでいいんですか?」とか、わざわざ高校のアカウントにリプライ飛ばしたりしてる人たちは、匿名で繋がりあって、いろんな炎上集団を作って。

小川: それ、新しいタイプの、集団形成ですね。

堀: 僕もわりといじめられっ子だったので、「いじめる側は気持ちいいだろうな」って思いますよね(笑)。自分は絶対に匿名で素性が分からないし、どこにいるかも分からないから。

何か言われても「バーカwwwwwww」と返すぐらいで全てコミュニケーションが終わっちゃう世界にいたら、それはもうとっておきの憂さ晴らしなんだろうなと思います。

しかも、自分の世界を構築できるじゃないですか。自分の承認欲求も、権力欲も、いろんなものを満たすことができて。

小川: ネットとリアルのクロスオーバーが見られますね、そこでは。 

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