賢者の知恵
2013年09月22日(日) 週刊現代

アンジェリーナ・ジョリーに乳房切除を決断させた「遺伝子検査」でわかること 心臓病、糖尿病からアルツハイマー、薄毛の確率 編集部員が検査を受けてみた

週刊現代
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アンジェリーナ・ジョリーは、遺伝子検査で乳がんのリスクが発覚。発症前に手術を受けた〔PHOTO〕gettyimages

 ヒトゲノムプロジェクトによって人類のDNAがすべて解読されてから10年。遺伝子に込められた秘密が続々と明らかになってきている。あなたは、自分の運命をどこまで受け入れられるだろうか?

120の病気のリスクが判明

 乳がんのリスクが87%もあることが発覚し、乳房の切除手術を受けた女優のアンジェリーナ・ジョリー。彼女に、まだ病気になる前の健康な乳房を切除する決意をさせたのは、「遺伝子検査」だった。

 遺伝子を検査することで、これまでは知る由もなかった自分の「運命」を知ることが可能になっているのだ。中でも注目を集めているのが、やはり病気のリスクについて。アメリカでは、手軽に受けられる個人向けの遺伝子解析サービスが増加している。

 最新の技術で、いったいどこまでの情報を得ることができるのか。今回は、本誌編集部の10名が最新の遺伝子検査を体験してみた。

 選んだのは、アメリカの遺伝子検査会社の中では、もっとも多くの項目を調査できる23andMe社。グーグルが出資している企業で、グーグル創始者サーゲイ・ブリンの妻が社長を務めている。

 がんや脳卒中といった約120種もの病気のリスクに加えて、血液凝固を防ぐワルファリンなど24種の薬の感受性、太りやすさなど約60項目の体質、さらには自分の祖先のルーツまで知ることができるという。

 検査はいたって簡単だ。インターネットから申し込むと検査キットが届き、容器に2mlほどの唾液を入れて送り返すだけ。解析は4~6週間で完了し、ネット上でパスワードを入力すれば自分の結果を見ることができる(ただし、すべて英語)。日本への直送サービスは行っていないが、欧米など対象地域に居住する知人に転送を頼めば、検査は可能だ。値段は現在、99ドル(送料別)となっている。

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