SEIJUNプレミアム

二宮清純「“不吉なジンクス”に挑む楽天・星野監督」

2013年09月20日(金) 二宮 清純

現役時代から短期決戦に弱い

 初のリーグ制覇が見えてきた東北楽天を率いる星野仙一監督は、昨季まで15年間の監督生活で、3回のリーグ優勝(88年と99年に中日、03年に阪神)を果たしています。優勝確率は2割。決して高くはありません。

 星野監督がチームをリーグ優勝に導く時にはパターンがあります。2位以下をぶっちぎるのです。88年は巨人に12ゲーム、99年も巨人に6ゲーム、03年は中日に14.5ゲーム差をつけました。チームを勢いに乗せるのがうまい指揮官だと言えるでしょう。

 翻って、競った戦いは、そう得意ではないように映ります。星野監督は中日時代、2位を5回も経験していますが、そのうちの3回(91年、96年、98年)は優勝チームと5ゲーム差以内でした。

 短期決戦の日本シリーズは3回出場して、いずれも敗れています。中日監督時代の88年は西武に1勝4敗、99年は福岡ダイエーに1勝4敗、阪神時代の03年もダイエーに3勝4敗でした。

 選手時代はどうだったのでしょう。74年、中日は巨人のV10を阻止しました。その立役者が星野投手でした。49試合に登板し、15勝9敗10セーブ、防御率2.87の好成績で沢村賞に輝きました。

 しかし、ロッテとの日本シリーズはふるいませんでした。3試合に登板し、1勝2敗、防御率5.00。勝負どころでマウンドに上がりながら、すべて失点し、チームは20年ぶりの日本一を果たせませんでした。

1
nextpage


Special Feature

スポーツプレミア アクセスランキング

  • 昨日
  • 直近1時間