辻秀一 第2回 「ごきげんな気がフローすれば、こころは揺らがず囚われず、自由でいられる」

撮影:立木義浩

第1回はこちらをご覧ください。

シマジ もしかすると『スラムダンク勝利学』の大ヒットは『スラムダンク』の熱狂的なファンが騙されて買ってくれたのも大きいかもしれないね。

 表紙も井上雄彦先生に描いていただいた桜木花道がスラムダンクする瞬間の絵ですし、うん、そうかもしれません。でも有り難いことに、毎年春になって新しくバスケットボール部に新入生が入ってくると、また大量買いしてくれるんです。

そのうち企業が新人研修の教科書として使うようになって、これまた大量買いしてくださる。そんなわけで『スラムダンク勝利学』をテーマに講演をしてもらいたいということで、よく企業研修の講師として呼ばれます。

シマジ でも辻先生は『スラムダンク勝利学』一冊を世に出して、それが大いに売れて有名になったんだから、やっぱり書籍のパワーって凄いんだね。

立木 だいたい辻先生は声が大きいよね。

 みなさんにそういわれます。

立木 そういえば開高さんも声が大きかったね。

シマジ 開高さんご本人は美しいハイバリトンといっていました。

立木 声の大きな人に悪人はいない、といわれているから、いいんじゃないの。むしろ騙されないように注意したほうがいいかもよ。