経済の死角
2013年09月18日(水) 

原発停止で待ったなし! 高止まりするLNG価格引き下げのカギを握る経産省の思惑

取材・執筆:磯山友幸(経済ジャーナリスト)

福井県にある関西電力大飯原子力発電所の4号機が9月16日未明、定期検査のため稼働を停止した。1年2ヵ月前に野田佳彦内閣が再稼働に踏み切って以降、大飯原発だけが運転していたが、3号機が9月2日に定期検査で停止。4号機も止まったことで、国内で稼働している原子炉は再びゼロになった。

経済産業省は8月末に、原発の再稼働が遅れれば家庭の電気料金が今より25%上がるという試算を公表。原発再稼働に向けたムードづくりに躍起だが、原子力規制委員会の安全審査にも時間がかかっており、年内の再稼働は難しい情勢だ。

そうなると、電力会社は火力発電で電力需要を賄うことになるが、その際、最大の問題といえるのが、燃料費の増加をいかに抑えるかだ。中でも高止まりしているLNG(液化天然ガス)の価格をどう引き下げていくかが1つの焦点になっている。

「高すぎるLNGからの脱却」が課題

9月10日にある国際会議が東京都内で開かれた。LNGの生産国と消費国、関連する企業などが一堂に会する国際会議で、「LNG産消会議」と呼ばれる。昨年に引き続き2回目で、今回は消費国である韓国やインド、欧州諸国など、生産国であるカタールやオーストラリアなどが参加。約50の国・地域の政府や民間企業から1000人以上が集まった。

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