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北海道大学が解明!唐辛子ダイエットが
脂肪がどんどん燃え上がるいちばん安心確実な方法だった

週刊現代 プロフィール

 一般的に脂肪というと、カロリーを溜め込み、肥満や生活習慣病を引き起こす元凶として目の敵にされています。そうした働きをするのは『白色脂肪細胞』と呼ばれる脂肪ですが、『褐色脂肪細胞』の働きは真逆で、余分なカロリーを燃焼させる。つまり、この褐色脂肪細胞を増やすことができれば、代謝が高まり、太りにくい体質になるのです」

 褐色脂肪細胞は、幼少期には体内にたくさん存在しているが、加齢とともに減少していく。そのスピードは著しく、新生児の保有量と比較すると、20代で55%前後、40代で25%前後、50代では10%前後にまで減る。

 褐色脂肪細胞が減ると、代謝も落ちる。たとえば50代は、40代に比べて一日あたりの基礎代謝量は50キロカロリーも低下してしまう。これが、加齢による体重増加(中年太り)や痩せにくさの大きな要因になっている。

「良性脂肪」を増やす

 だが、北大の研究チームは、カプシエイトには褐色脂肪細胞を増量させる働きがある、ということを実証した。

「われわれは、褐色脂肪細胞が少ない10人の男性に、1日あたり9mgのカプシエイトを6週間摂取してもらい、その変化を調べました。運動はいっさい行っていません。

 その結果、褐色脂肪細胞が増加し、熱生産量は約20kcalから約200kcalまでアップしたのです。また、体脂肪も減少しました」(前出の北大・米代研究員)

 さらに、北大と共同で研究を行った、味の素健康ケア事業本部の栢原孝志氏も付け加える。「カプシエイト3mgの継続摂取で、1日あたり50kcalずつ基礎代謝が上がっていくことも確認されています」

 50kcalの消費とは、ランニングや水泳のクロールなら約7分、早歩きなら約10分、ストレッチなら約30分の運動量に相当する。

「摂取するだけで代謝がアップし、体脂肪が減るのは驚くべき成果です」(前出・米代研究員)

 この研究により、カプシエイトによるダイエット効果は証明された。だが一点、難題が立ちはだかる。

「カプシエイトは、新種の唐辛子『CH-19甘』にしか含まれていません。しかもタイでしか栽培されておらず、日本では手に入らない。ですから、カプシエイトを摂ろうと思ったら、今の段階ではサプリメントなどに頼るしかありません」(前出・栢原氏)

 しかし、一般的な辛い唐辛子でも同じような効果が得られる可能性はある。米代研究員が語る。