山田まさる「超PR思考ノート」

PRの発想で「マーケティング×戦略ストーリー」を描く

2013年09月10日(火) 山田 まさる
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今日、9月10日(火)から、北海道のトマムで、空調の専業メーカーであるダイキン工業×チームラボの取り組み『雲プロジェクト』が、いよいよ本番を迎えます。私も、このプロジェクトに関わる一人として9日から現地に入りました。プロジェクト詳細は特設サイトをご覧ください。

http://kumoproject.jp/

「なぜ、エアコンメーカーが雲なの?」と思われることでしょう。

雲の名所 トマムにて(筆者撮影)

実は、雲って、『温度』『湿度』『気流』『清浄(ほこり等)』という空気の4大要素が組み合わさり、一定の条件が整ったときにはじめて発生する結晶のようなもの、なんだそうです。ダイキンの担当者は「空気のプロとしては、是非、雲プロジェクトを成功させて、ダイキンのユニークネスを主張したい」と鼻息を荒げています。

さらに解説しますと、ダイキンは、世界ナンバーワンの空調メーカーとして、エアコンや空気清浄機に関する基礎研究から商品開発まで、様々な研究を行っているわけです。ところが、空気の技術って、それこそ「空気を掴むような話」なので、なかなか上手く消費者に伝わらない。実際に、空気なので、実力差をなかなか可視化できないという悩みもある。

そんな中で企画された、ダイキン工業チームラボとのコラボによる今回のプロジェクトは、空気のプロの存在感を示す絶好の機会だということです。

企業が描く「物語」の可能性を考える

さて、少し話を一般化させることにしましょう。このプロジェクトは、企業(事業)の「取り組み」の実例ということになります。私は、こういう「取り組み」を積み重ねて、事業レベルで消費者や世の中に対して「物語」を描いていくことが必要なのでは? と感じています。しかも、そのストーリーは、ただ"面白い"だけではなく、事業の勝ち筋、マーケティング戦略を踏まえたものであるべきでしょう。

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