堀潤の「次世代メディアへの創造力」
2013年09月05日(木) 堀 潤

シリーズ「テレビがテレビではなくなる日」
【第1回】 放送と通信の融合「ハイブリッドキャスト」がバカにできない理由とは

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「投資をするなら次はテレビだ」

メディア関連の取材現場で、去年あたりから投資家たちのこうした声を聞く機会が増えた。テレビを巡る最近の動きを見ていると、カネの匂いがするというのだ。

近年著しく進行している若者のテレビ離れに代表されるように、テレビは落日のメディアとして取り上げられることが多かった。

それなのに、一体なぜ?

本コラム「次世代メディアへの創造力」では、今回からシリーズでテレビを巡る変革の動きをリポートする。第一回は、世界各国で新規参入が相次ぐセカンドスクリーン市場の可能性について。

NHKが開発 商業ツールとしてのテレビとは

9月2日午前11時、NHKは次世代型放送サービス「NHK Hybridcast(ハイブリッドキャスト)」の提供を始めた。番組コンテンツを電波で、文字や画像情報はインターネットを使ってテレビ画面に表示する仕組みで、天気予報、ニュース、株価、スポーツの結果などの情報を簡単な操作で呼び出す事が出来る。

NHKの専用ホームページに掲載されたイメージ図をご覧頂くと分かるように、画面の下部に情報が半透明の図や文字で元の画面に被さるように表示される。

「オーバーレイ」と呼ばれる表示の仕方で番組画面そのものに情報を加える事が可能になった。さらに、今年秋からは、2(セカンド)スクリーンと呼ばれるスマートフォンやタブレット端末とリアルタイムで連動させる番組やサービスの開始が予定されており、今後の進展に注目する業界関係者も多い。

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