経営改革を進めるには7つの鍵を同時に開けること
経営改革の鍵の1つである「リーンスタートアップ」を提唱するエリック・リース氏 〔PHOTO〕gettyimages

経営改革とは

企業は、成長し続け、あるいは生き延びるために経営努力を続けている。ただ、ちょっとやそっとの改善ではどうしようもなくなった時、断固として経営改革に踏み切る必要がある。日常の経営活動を超えた、もっと抜本的な取り組みだ。

需要が一巡した時、顧客ニーズが変わった時、競合が追いついてきて独自性が出せなくなった時、大企業が参入し市場構造が一変した時、社内が慢心し膠着状況に陥った時、事業の根本から見直し、新たな成長路線を全力で探さなければならない。

それができない企業は、あっという間に淘汰される。世間の誰も信じられない、自分たちはもっと信じられない形で市場からの退出を余儀なくされる。

経営改革が中々進まない理由

社長がどんなに危機を訴えたとしても、役員も社員ものんびり従来通りの仕事を続けていたり、当事者意識を持たなかったりすることがよく起きる。

どういう危険が迫っているか、それが実際どれほど恐ろしいことなのか、社員が理解できる形で情報共有していないことが多いからだ。そして、社員が当事者意識を持てるように扱っていないからだ。普段から社長が号令をかけるだけで、役員・社員に本当の意味で考えることをあまり要求していないからだ。当の社長は自身のコミュニケーションと指示の悪さに気づいていないので、役員・社員に対して強い不満を持つ。ほとんどが自分の責任なのに。