経済の死角

人気ドラマ『半沢直樹』と同じ世界で生きています そしてみんな飛ばされる… 現役銀行員匿名座談会本当はこんなに怖い「銀行員のお仕事」

2013年08月26日(月) 週刊現代
週刊現代
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数百人の同期がいても役員になれるのは、ほんの一握り。ほぼ全員が関係会社に〝出向〟になるのが銀行員〔PHOTO〕gettyimages

出世レース、派閥争い、パワハラ、当局との軋轢—。どんな組織にでもありそうな話だが、とりわけ銀行はえげつない。ドラマ『半沢直樹』のリアルな世界をメガバンク行員が赤裸々に語り合った。

責任はなすりつけるもの

関東メガA 半沢直樹は5億円の融資の焦げ付きを見事に回収して、彼を陥れようとした支店長を逆にマニラに出向させたね。もちろん、ドラマだから過剰な演出も目立つけど、本当の銀行の世界では、あれ以上に陰湿な責任のなすりつけあいが行われている。

関東メガB かつて、うちの英国の支店で、ドラマと同じく5億円の損失が発生したことがあったんだけど、責任を取らされたのは現地の外国人社員だけだった。案件に関与した担当課長、担当副支店長、担当支店長の誰一人として責任を取ろうとはしなかったね。それどころか、担当課長は自分の関与を隠蔽しようとさえしていた。

関西メガC ドラマにも出てくるけど、『部下の手柄は上司のもの。上司の失敗は部下の責任』を地で行くような話だね(苦笑)。

関東メガB 当時は合併した直後くらいでね。5億円の損失はこちらのラインで起きた話なので、あちらサイドからは「ざまあみろ」みたいな目で見られて、本当に悔しかったなぁ。

次ページ 関西メガC そういや、だいぶ前…
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