井上久男「ニュースの深層」
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日本の宇宙産業の試金石となるか!? 人工知能搭載の革命的な新型ロケット「イプシロン」打ち上げへ

2013年08月24日(土) 井上 久男
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機体公開されたイプシロン(筆者撮影)

国産で固体燃料の新型ロケット「イプシロン」が8月27日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)・内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)から打ち上げられる。製造などを受託したのは、IHIエアロスペース。IHIが、日産自動車から宇宙航空事業の営業譲渡を受けて発足した企業だ。

国産の新型ロケットの打ち上げは、2001年のH2Aロケット以来12年ぶりとなる。また、内之浦での打ち上げは、小惑星探査機「はやぶさ」を搭載した実績もある、同じく固体燃料の「M-5ロケット」以来、7年ぶりだ。JAXAは8月20日、打ち上げを前に、機体を報道陣に公開。筆者も参加した。

業界に「革命」をもたらす新型ロケット「イプシロン」

「イプシロン」の特徴は、製造コストを抑え、準備期間短縮のために打ち上げシステムもシンプル化するなど、効率的な運用を目指している点にある。イプシロンロケットプロジェクトチームの森田泰弘プロジェクトマネージャーは、こう説明する。

「ロケット業界の常識を覆す革命。しかし、こうした取り組みが今後は標準的なものになっていく。さらにシンプル化を進めていかなければならず、まだ成長過程にある」

次ページ 「革命」とまで言われる特徴は、…
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