残された息子(広島親族間殺人)が語る「母を殺した死刑囚の父へ」

2013年08月20日(火) フライデー

フライデー経済の死角

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「死刑執行は事前に通知されません。死亡通知が届くだけ。だから、父からの手紙が届くとほっとします」

 警察庁が発表した「平成24年の犯罪情勢」によると、殺人事件数における親族間殺人の割合は、'03年は42・1%だったのが、'12年は53・5%と、上昇傾向にある。寛人さんは同じ境遇の人に対し、「僕にしかできないことがある」と語る。

「一生独身を貫き、家族を作らないと決めました。だからこうして顔を出して本(『僕の父は母を殺した』朝日新聞出版)を書き、講演をしています。加害者の家族、被害者の遺族、その両方の気持ちがわかる僕にだからこそ、自分の体験を打ち明けられるという人もいる。その声を伝えていくことで、僕が受けたような、加害者の家族に対する差別や偏見をなくしたい。そして、死刑を望まない被害者の遺族もいるということを、世間に伝えていきたいですね」

「フライデー」2013年8月16日号より

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