佐藤優の読書ノート『最新脳科学が教える 高校生の勉強法』ほか
【佐藤優直伝「インテリジェンスの教室」夏の特別号 目次】
―第1部― インテリジェンスレポート
 ■分析メモ No.42「麻生発言と反知性主義」
 ■分析メモ No.43「なぜロシアは、スノーデン元CIA職員の一時亡命を認めたのか?」
―第2部― 読書ノート
 ■読書ノート No.53 『最新脳科学が教える 高校生の勉強法』
 ■読書ノート No.54 『人類史のなかの定住革命』
 ■読書ノート No.55 『昭和の天一坊 伊東ハンニ』
―第3部― 質疑応答
―第4部― 文化放送「くにまるジャパン」発言録
―第5部― 今後のラジオ出演、講演会などの日程

読書ノート No.53

◆池谷裕二『最新脳科学が教える 高校生の勉強法』ナガセ 2002年

大学受験生に向けた勉強法の本は、よくできたものが多い。特に本書は社会人にとっても有益だ。脳科学の成果を用いながら、勉強法について具体的なアドバイスをする。特に参考になるのが数学の勉強法だ。

<「人間のもっとも偉大な力とは、その人の一番の弱点を克服したところから生まれてくるものである」とアメリカの識者レターマンが語っているように、何よりもまず、自分の学力レベルをしっかりと見極めることが大切なのです。

もし数学が苦手で、その学力がまだ小学生レベルであったとしたら、高校生向けの教科書や参考書を使って勉強したところで、チンプンカンプンなはずです。どんなに努力してもほとんど数学の成績は上がらないでしょう。そういう場合は、よけいなプライドは捨てて、小学生用の算数ドリルを解くことから始めるべきです。そうすれば、最終的に費やす勉強時間は少なくてすみますし、学習時間に見合った成果が得られます。・・・・・・

このテーマについて深く知るための「連読」3冊
・岡部恒治/戸瀬信之/西村和雄編『分数ができない大学生』東洋経済新報社 1999年
・佐藤優『読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門』東洋経済新報社 2012年
・ショウペンハウエル(斎藤忍随訳)『読書について』岩波文庫 1983年
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