わかりやすい伝え方の法則 【第6回】 教えるのが上手い人の特長とは

2013年08月09日(金) 木暮 太一
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相手に合わせることの大切さ

羽生さんは、このような指摘もされています。

「人間というのは、自分でわかっていることに関しては手早くポイントだけを取り出して相手に教えて、たくさんの説明をつい省略してしまいがちだ。そのせいで、教わる側が理解しにくくなってしまうこともある。人に教えるときには、自分が理解した時点まで戻って丁寧に伝えないと、うまく理解してもらいないのではないか。」(『大局観』 角川書店 P90)

「小学生に大学の講義を聞かせてもちんぷんかんぷんなように、相手のレベルに合わせて、相手が必要としていることを教えなければ意味は無い。それは非常に微妙な調整を必要とする、ある種の職人技だ。そんなところが、教える側の大きなやりがいではないかと考えている。」(同P91)

まさに、私が重要と考えているポイントでした。

●相手を思いやって、相手がわかるポイント、わからないポイントを察する。
●必ずしも正確に、すべての情報を伝えることが善いことではない。
●相手の許容レベルとニーズに合わせて、言い方も表現も変えなければいけない。

私も、『伝え方の教科書』で、まったく同じことを書きました。私は、将棋のことはよくわかりませんが、まさにこの認識が、わかりやすく伝えるために必要なのだと思います。

〈次回につづく〉

【今回のポイント】
教えるのが上手な人とはつまり、「相手が何を考えているか」がわかる人!

 

著者: 木暮太一
伝え方の教科書
(WAVE出版、税込み1,470円)
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