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自動車アセスメント2013発表
最新車13モデルの安全性をテストトヨタ86/スバルBRZは安全か?安全なのはこのクルマ

今年も安全なクルマを評価する自動車アセスメントが発表。注目の新型車の安全性はどうだったか? また日本のアセスメントの問題点にも迫る!

 自動車事故対策機構による衝突安全の指標、自動車アセスメント(JNCAP)の'12年度結果が発表された。

 今回は13車種の試験を実施。そのなかから、昨年度より導入された「新・安全性能総合評価」の最高ランクである5つ★、「JNCAPファイブスター賞」が決定。今年度受賞したのは、すでに前期のJNCAPで獲得していたトヨタカローラアクシオ/フィールダー、スバルインプレッサ、そして三菱アウトランダー、マツダCX-5、スバルレガシィ、ホンダCR-Vを加えた計6車種。そのなかでも年度内で最も総合得点が高いクルマに与えられる「JNCAP大賞」にはアウトランダーが184・6点を獲得し受賞した。

 ファイブスター賞は170点以上で、かつ下の表の条件をクリアしたクルマに与えられる。

自動車
アセスメントで行なわれているテストとは?

 JNCAPによる新・安全性能総合評価を決めるための評価項目は大きく分けて3つある。

 まずは、前席&後席乗員の衝突時の安全性を評価する乗員保護性能評価で、「フルラップ前面衝突」「オフセット前面衝突」「側面衝突」の3衝突実験に加え、前席シート単体を試験ベンチに乗せて行なう「後面衝突頚部保護性能」などの試験の実施。

新・安全性能総合評価:208満点
110.0点未満…………………★
110.0点以上130.0点未満…★★
130.0点以上150.0点未満…★★★
150.0点以上170.0点未満…★★★★
170.0点以上…★★★★★
5つ★を取得するためには、それぞれの乗員保護性能試験および歩行者頭部保護性能試験においてレベル₃ 以上が必要。なお、ʼ05年度の後面衝突頚部保護性能試験では4 段階で上から つ目以上のレベルが必要
乗員保護性能評価
【フルラップ前面衝突試験】
クルマを時速55kmで壁に衝突させ、乗員を保護する装置(シートベルト)の評価をするのに適した試験
【オフセット前面衝突試験】
クルマを時速64kmでクルマに見立てた壁に運転席側の一部を衝突させ、車室の変形による乗員への加害性を評価するのに適した試験
【側面衝突試験】
台車を時速55kmでクルマの横から衝突させ、横からの衝突に対する乗員保護性能を評価する試験
歩行者保護性能評価
【頭部保護性能試験】
クルマが時速44kmで歩行者と衝突した際のボンネットなどの加害性を評価する試験
【脚部保護性能試験】
クルマが時速40kmで歩行者と衝突した際のバンパーなどの加害性を評価する試験
シートベルト非着用時警報装置評価試験
助手席、後席の警報の種類、タイミングなどを評価
性能を評価する試験【感電保護性能評価試験】
衝突試験時に実施した感電保護性能評価試験の評価基準に適合しているかを確認
【後面衝突頚部保護性能試験】
後ろから時速約36kmで衝突された際のむち打ち障害などからの保護性能を評価する試験

 2つ目は歩行者保護性能評価で、人の頭部のダミーをボンネットなどに打ち付けて障害値を測る「歩行者頭部保護性能」、成人男性の脚を模したダミーをフロントバンパーにぶつけて障害値を測る「歩行者脚部保護性能」のテストの実施。

 3つ目はシートベルト警告灯の効果などを評価するシートベルト非着用時警報装置評価試験だ。得点数は、乗員保護性能評価と歩行者保護性能評価が各100点、シートベルト警報装置評価が8点の208点が満点。

 ちなみに、試験車は基本的に職員が身分を隠してディーラーから購入している。

「JNCAP」の新・安全性能総合評価でランキング付けしたのが上の表。昨年度より今年度は5つ★車がグッと増え、さらに着実に得点が高くなっている。その理由を分析する。

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