【第1回】はこちらをご覧ください。
津田: そう言えば、池上さんは池上彰としての公式サイトというのがないじゃないですか。
池上: ないですね。でも、公認ファンサイトというのがありますね(笑)。私のファンが一方的に作ってくれているんですが。
津田: でも、公認というからには、「やっていいよ」ということを認めておられる感じなんですか?
池上: それはちょっと微妙な話なんですが(笑)。
津田: いや、あれをどう思っておられるのかな、と思いまして。
池上: あのサイトのドメインネームを見ると、「akiraikegami.com」ってなっているでしょう。あのドメインネームは、昔「週刊こどもニュース」を一緒 にやっていたディレクターが相当先見の明のある人で、もう十数年前にあれを買って権利をとってくれて、私にプレゼントしてくれたんですよ。
「将来独立して、自分の公式のWEBサイトを持つ日がくるでしょう、そのときのためにとってあげました、どうぞ」と言われて、「はい、ありがとうございます」と言って受け取って、それっきりほうっておいたんですね(笑)。そうしたら、その彼がやむにやまれぬ気持ちになったんでしょうけど、「それじゃ あ」ということで公式ファンサイトを立ち上げて、それがあれよあれよという間にいろいろやるようになって(笑)。
津田: そうなんですか(笑)。それじゃあ、公認と言えば公認ですね?
池上: うーん(笑)・・・非公認とは言えないですから、未公認くらいのところですかね(笑)。
津田: でもまあ、一応関係者の方がやっておられるんですね。
池上: だから、私と一緒に仕事をしたことがあり、私のことをよく知っていて、私も向こうのことをよく知っている相手が、かなり独自に勝手にやっているのを、私としては「まあ、いいんじゃないの」と。