スモールオーバーラップ 新衝突実験でトヨタ車ほかアノ人気車が最低評価 アメリカで始まった現実に即した試験とその結果に迫る

2013年08月03日(土) ベストカー

ベストカーBest Car Life

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 いずれにしろ基本的にスモールオーバーラップ衝突に対応させるという強い意識を持って開発された車種以外、相当厳しいモードであることは間違いない。そうそう。ボルボはIIHSが試験を始める前から社内基準としてスモールオーバーラップ対応にしていたそうな。スバルも幅広い水平対向エンジンを搭載しているため、メインフレームの位置が外側にあり、対応していないのに『A』評価。これまたすばらしい。

SAFETY
日本の自動車事故対策センターの取り組みは遅れていないか?

 結論から書くと「完全に遅れている」。私はベストカーで自動車アセスについての原稿を書くたびに「今のままの衝突モードを続けている意味などない!」と主張してきた。国交省から天下ってきたり、派遣されている自動車アセスの担当者に聞くと、理屈にもならない主張を繰り返すのみ。かといって欧州でスモールオーバーラップを取り入れ始めたら、日本もやらざるを得まい。ただ「来年からやります」といったら、自動車メーカーから「約束と違うだろう!」とボコボコにされる。時期についちゃ、ユーザーやメディアの反応で決まると思う。

 ここにきて「安全基準はEUと共通にする」とか「TPP」も進んでいる。自動ブレーキ装置の普及もEUが'14年からと決めたため、日本は追随するといわれ始めた。世界の流れから考えると、日本で売られるクルマも数年スパンでスモールオーバーラップ衝突対応になる可能性大。基本構造から対応すれば、コストも重量増も最小限で済む。大いに歓迎したい。

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