三田紀房『砂の栄冠』に学べ!
高校野球を"興行"の視点から分析する「甲子園研究所」
講義(4)センバツ21世紀枠徹底攻略マニュアル

『ドラゴン桜』の三田紀房が描くヤングマガジン連載中の"爽やかでズル賢い"本格野球漫画! ある日突然、いつも練習を見に来ていた謎の老人から、「この金で甲子園に行って欲しい」と現金1千万円を託されてしまった高校2年生の新キャプテン・七嶋。この1千万円が七嶋を変える! 手段を選ばずなりふり構わず、時には爽やか球児を演じるために猫もかぶる! 果たして七嶋が率いる樫野野球部は甲子園に行けるのか!?

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「甲子園研究所」
講義④ センバツ21世紀枠徹底攻略マニュアル

皆様ごぞんじの恒例オマケ企画、日本一筆が滑りやすい(なんて声もある)巻末コラムが今回テーマに取り上げるのは、甲子園へのワープルート「21世紀枠」! あまり知られていない選考基準のオモテとウラを、徹底的に分析しまくり~~!

21世紀枠徹底攻略マニュアル!

助手 所長!! 七嶋が目指すと言っている21世紀枠って、どんな制度なんですか?

所長 2001年に始まった新しい制度で、部員不足や恵まれない環境などの困難を克服したチームや他校の模範となるチームが選ばれるんだ。

推薦資格は秋の大会の参加校が128校以上の都道府県ならベスト16以上、それ以外の府県はベスト8以上。甲子園未出場か30年以上遠ざかっている学校に限定される。

この中から各地方ごとに候補校9校が選ばれ、そこから東日本、西日本各1校、残りから1校の合計3校が選出される。当初は2校だったのが、'08年から3校になったんだよ。

助手 増枠になったってことは、好評ってことですよね?

所長 それが、そうでもないんだよねぇ・・・。

助手 違うんですか!?

所長 はっきりいって、高野連の思惑が見え見えだからね。だって、11年間で選ばれた26校全部が公立校なんだもん。しかも、その多くが県内屈指の伝統校で進学校。これはもう、観客増と毎日新聞の売り上げが目的としか思えない(笑)。