三田紀房『砂の栄冠』に学べ!
高校野球を"興行"の視点から分析する「甲子園研究所」
講義(1)極細眉毛のバカ球児

『ドラゴン桜』の三田紀房が描くヤングマガジン連載中の"爽やかでズル賢い"本格野球漫画! ある日突然、いつも練習を見に来ていた謎の老人から、「この金で甲子園に行って欲しい」と現金1千万円を託されてしまった高校2年生の新キャプテン・七嶋。この1千万円が七嶋を変える! 手段を選ばずなりふり構わず、時には爽やか球児を演じるために猫もかぶる! 果たして七嶋が率いる樫野野球部は甲子園に行けるのか!?

「甲子園研究所」
講義(1) 極細眉毛のバカ球児

高校野球という宇宙、その森羅万象すべてに通じる男・所長が助手を従え、毎回テーマをメッタ斬りにする名物巻末コラム「甲子園研究所」! 今回は漫画本編でも取り上げられた「極細眉毛」をいろんな角度から大検証だっ!

所長 最近多いよね・・・。

助手 い、いきなりため息ですか!?

所長 「極細眉毛」だよ。

助手 あー、浦和秀学みたいな。やっぱり、違和感ありますよねぇ。あれって、高野連から禁止されてるんじゃなかったですか?

所長 そうそう。2004年11月に当時の脇村春夫会長の名前で、全国の高校に「校則違反の指導を徹底するように」という通達が出されている。テレビを見たファンから高野連に極細眉毛や制服ズボンの腰履き、茶髪など「目に余る」球児が増えていると苦情が殺到したのを受けて、そういう選手を厳しく指導するように要望したんだ。

助手 そのわりには多いような気がしますけど・・・。

通達は有名無実化!「極細」球児の現状!!

「極細眉毛」、その真実にトコトン迫る!!

所長 その通り。いまや有名無実化している感すらあるね。たとえ眉毛がなくても、実力があればマスコミはスター扱いするし。

最近は細眉だけならいい方で、帽子の型のつけ方やかぶり方もひどいね。洗濯バサミで型をつけ、あみだに被る。頭の上にちょこんと載せてツバが上を向いているから、正面から見るとマークが見えない。細眉と合わせたら一発で頭が悪そうに見えるよ(笑)。

しかも、それだけじゃない。甲子園でも決められた23分間の取材時間内に携帯を触っている選手や、パンを食べながら記者と話す選手もいる。周りが見えていないんだ。

助手 そこまで乱れているんですか!! そういえば、電車内でも学校名がデカデカと書いてあるカバンを座席に置いたり、携帯で通話してる球児を見るような・・・。