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子宮頸がん 原因をめぐってこんな大論争ご存じですか
〔PHOTO〕gettyimages

 いま話題の出来事なのに、新聞もテレビも伝えない真実がある。代表的なものが、性に関する話題だ。そこで報じられる子宮頸がんのニュースでは、俗説や偏見を払拭できない。本誌は真実を語ろう。

浮気の証拠なのか

「子宮頸がんになったと告げたときの、夫のあの顔が忘れられません。

 初めは、驚いて表情が歪んだのかと思ったんです。でも、違いました。まるで汚いものでも見るような目で、不快感をあらわにしていました」

 取材に応じてくれた女性は、当時のショックを思い出したのか、しばし言葉につまった。

 彼女は現在41歳。こざっぱりとしたダークスーツに、短く切りそろえた黒い髪。スポーツ選手を思わせる快活な女性だ。彼女は3年前、広告会社で働いていた38歳のときに子宮頸がんと診断された。

 だが、それを聞いた夫は、心配やいたわりの言葉をかけるのではなく、まず最初に侮蔑の表情を浮かべたというのだ。

 がんを告知され、不安のどん底にいる妻に対して、夫はなぜ、そんな表情を見せたのか。

「夫は、はっきりこう言ったんです。

『君は、昔からモテたからな。いまだってときどき夜遅くまで職場の男と飲みに行ったりしているし、そういうことがあっても自業自得なんじゃないのか』って。