現代ビジネス夜大学
Co-Work時代の仕事術
第3回佐々木俊尚に聞く!レイヤー化する世界と新しい仕事のスタイル【後編】

左:内藤忍氏(資産デザイン研究所代表取締役社長) 中:佐々木俊尚氏(ITジャーナリスト) 右:佐別当隆志氏(ガイアックス コーポレートコミュニケーション推進部部長)

【前編】は、こちらをご覧ください。

人と人が、自動的に繋がる仕組み

内藤: Co-Workを採用しているのは、ベンチャー企業が多いのですか?

佐別当: ベンチャーだけでなく、外資系企業にも採用されています。多様な人材が集まっている外資系の企業だと、会社に社員が帰属してもらうために、何のために働くのかというモチベーションを、社員同士、理解しあえる環境をつくっていたりします。外資系企業はそうした企業文化がしっかりとしている部分があり、だからこそCo-Workが導入しやすいのではないでしょうか。

内藤: Co-Workのようなソフトウェアが、働き方の変化を加速させる、ということはあるのでしょうか?

佐々木: 1990年代、企業には’暗黙知’がありました。マニュアル化された‘形式知’は共有しやすいのですが、営業マンのノウハウや、工場の運営方法のような工場長しかわからない、‘暗黙的な知’をどう共有するかは難しい。それを可視化して共有することが“ナレッジマネジメント”と言われ、当時流行しました。

  傾向として日本企業に多いと思うのですが、目的を明確化することよりも、そのベースとなる、人と人との関係性をうまく使うことによって、自然に目的が解決することがあります。

 目的を解決しようとするのではなく、それに必要な人間関係があるからこそ、勝手に解決されるのです。そのような意味で言うと、Co-WorkのようなSNSの形で、情報が共有される仕組みや、人と人が自動的にそこで繋がる仕組みを作っておくことは、とても重要だと思います。

内藤: 適宜、課題を解決しようとか考えなほうが良い、ということですね。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら