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甲子園決勝再試合の夏から7年…早稲田実業 駒大苫小牧 栄光の球児たちの「その後」

2013年07月27日(土) フライデー
friday
激闘を終え、表彰式後に並ぶ両校ナイン。前列中央の白い帽子が斎藤、黒の帽子が田中だ

  '06 年の夏、舞台は甲子園―。延長15回の末引き分け再試合となった早稲田実業と駒大苫小牧の決勝戦は、高校野球ファンのみならず、いまなお多くの国民の脳裡に鮮明に残っている。2日間で24イニング、5時間33分におよぶ死闘だった。早実のエース斎藤佑樹(25)は、史上2校目73年ぶりの夏の大会3連覇を狙う駒大苫小牧を相手に、再試合も含め296球を一人で投げ抜く。駒大苫小牧のマウンドには、高校通算458奪三振の田中将大(24)。だが斎藤は2試合目の最終回に、この日最速となる147㎞/hを計測する奇跡の熱投で、東京に深紅の優勝旗を持ち帰った。

 あの夏から7年―。早実と駒大苫小牧のナインで、現在も野球を続けている者は少ない(それぞれの進路は次ページ上の表を参照)。特に早実の選手が、野球から離れた時期は早い。斎藤の同期27人中、早稲田大学の野球部に入部したのは9人。卒業まで在籍したのは、斎藤を含めわずか3人だ。

 そのうちの一人、早実で主将を務めた後藤貴司(25)は、日本製紙石巻の野球部に籍を置きプロになる夢を諦めていない。都市対抗野球で東京に戻ってきていた後藤は、真っ黒に日焼けした顔をほころばせながら、こう語った。

「都市対抗野球には、駒大苫小牧の主将だった本間(篤史、24)や(控え捕手だった)中谷(雅哉、24)がJR北海道から出場しています。同じ舞台でがんばってきた彼らには、負けられないですね」

 早実ナインは毎年夏、斎藤のスケジュールが空いている日に東京・四谷にある居酒屋『あぶさん』に集まっている。

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