川口マーン惠美「シュトゥットガルト通信」

ドイツで毎月5億件もの個人データを収集!? スノーデン事件を発端に、「情報収集」がドイツ総選挙の争点に

2013年07月19日(金) 川口マーン惠美
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〔PHOTO〕gettyimages

 モスクワの飛行場で、にっちもさっちもいかなくなっていた元CIA職員スノーデンが、ロシアに亡命申請をしたようだ。

 2週間ほど前、プーチン大統領が、アメリカに害を及ぼすような行動を止める場合に限って、亡命を許可すると言ったため、スノーデンは亡命申請を引っ込めた。しかし、それ以後、20ヵ国以上に亡命を申請をしたものの、どの国もアメリカに遠慮して引き受けてくれず、ここに至って、ロシアが最後の切り札となってしまったらしい。

 つまり、アメリカというのは、未だに世界に大いなる覇を唱えているわけである。このたびのスノーデン事件は、アメリカの圧力に屈しない国が、ロシアだけであったという、かなりわかりやすい構図になっている。

「アメリカ=独裁国家、ロシア=民主国家」のような構図

 アメリカは今、かなり怒っているようだ。今月12日、スノーデンが、モスクワのトランジットルームに国際人権団体の代表らを招いて記者会見をしたからだ。これは、まさにスノーデンの広報活動に等しく、アメリカが怒っているのは、スノーデン本人に対しては元より、彼にその機会を与えたロシア当局に対してである。

 オバマ大統領は、そのあと個人的に、プーチン大統領に電話をしたらしい。しかし、もちろんプーチン大統領は、今のところ、スノーデンのアメリカ送還を拒否しているという。そうでなくても、アメリカとロシアの仲は冷え込んでいた。つまり、現在は、スノーデン事件以前よりもっと険悪な状態になっているということだ。

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