部族ブランドを守れ!マサイ「商標登録」へ

BBCニュース(UK)より

2013年07月20日(土)
〔PHOTO〕gettyimages

 これまで多くの企業が、マサイ族が持つ強烈なイメージを、自社の製品や宣伝に利用してきた。だが最近、マサイ族の長老たちのあいだで、自分たちの「ブランド」を保護しようとする動きが広がりつつある。

 知的財産権保護団体によれば現在、世界で約80社がマサイの名前やイメージを使っている。健康シューズで知られる「マサイ・ベアフット・テクノロジー」や、ルイ・ヴィトンの「マサイ・ライン」がその代表例だ。

BBCニュース(UK)より

 このまま外国企業にマサイ族のブランドを自由に使わせてなるものか、とマサイ族の長老の一人が立ち上がった。ケニア南部に住むアイザック・オレ・ティアロロは「マサイ知的財産イニシアティブ(MIPI)」という団体を設立。ケニアとタンザニアに暮らすマサイ族の長老たちをめぐり、自分たちの知的財産を保護することの大切さを説く活動を続けている。

 仮に企業がマサイ・ブランドを保有していたら、その価値は年間1000万ドルに相当するとの試算もある。MIPIはマサイ族の全部族の合意を得てから、各企業にブランドの使用料を請求していく予定だ。

 ただ、使用料がマサイ族に流れ込んだ場合、その金を誰がどのように使うのか。大金の使途を懸念する声も出ている。

 

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