あらゆる差別に"NO"を! "ヘイトスピーチ"へのカウンター行動から生まれた「OSAKA AGAINST RACISM 仲良くしようぜパレード」
出発30分前、集合場所の中之島公園にはすでに600人近くの人が集まっていた(写真はいずれも筆者撮影)

取材・文/ 西岡研介

 朝方は雲の切れ間からわずかに差す程度だった陽の光は、昼ごろからジリジリとアスファルトを焦がし始め、この日の大阪の最高気温は35度に達した。

 その蒸すような暑さに包まれた大阪の、キタからミナミを貫くメインストリートに、軽快な音楽に乗ったシュプレヒコールが響く。

 「差別をなくそう!」

 「仲良くしようぜ!」

 巨大スピーカーを積んだサウンドカーの後ろには、「OSAKA AGAINST RACISM」の横断幕。その後ろを「ヘイトスピーチはアカン」、「ココロの国境をなくそう」などのメッセージが書かれたプラカードを持った人々が歩き、沖縄の伝統舞踊「エイサー」隊や、思い思いの楽器を手にしたサウンド隊が続く。しんがりは民族衣装を身にまとった「朝鮮王朝楽隊」だ。

 参院選最後の日曜日となった7月14日、大阪・御堂筋で行われた「OSAKA AGAINST RACISM 仲良くしようぜパレード」。

 3連休の中日、家族連れやカップルで賑わう御堂筋に突如現れた、この賑やかで色鮮やかな約700人の集団に、沿道の人々は足を止め、すれ違う外国人観光客はピースサインで応えた。