古賀茂明メルマガ読者との対話「国政選挙を全国ひとまとめにした比例代表制にすれば民意が反映できると思いました」ほか

古賀 茂明 プロフィール

観察映画「選挙2」のブログを読んで、言論封殺がどんどん進んでいると思いました

質問】 選挙がらみで重要な話があります。古賀さんは想田和弘さんという映像作家の撮った「選挙」という映画をご存知ですか。ご存知なら、くどくど説明する必要はないのですが、想田さんは本拠地はNYなのですが、観察映画といってユニークな視点から映画を撮り続けています。

「選挙」は小泉旋風の時の川崎市議補欠選挙に自民党から落下傘候補として出馬したド素人の選挙運動を追ったもので、非常にすぐれた作品(日本のドブ板選挙、ムラ社会の実態などなどを外から冷静に見つめながらあぶり出していて、かつユーモラス。もっとも登場している人たちは滑稽だとは思っていないのですが)です。

間もなく「選挙2」というのも公開されます。ところが、想田さんが「選挙」を参院選前に日比谷公会堂で上映を予定していて、OKも出ていたのに突如あわや中止に追い込まれそうになったという事の顛末が彼のブログに書かれていました(http://documentary-campaign.blogspot.jp/

これを読むと今日本では言論封殺がどんどん進んでいるのか、知らないのは一般市民だけなのかと暗澹たる思いになります。きっと古賀さんにも圧力がしょっちゅう掛かっているのでしょうね。先日は朝日新聞の「声」欄に投書する人たちが嫌がらせの対象になっているという記事も出ていました。

民によるいやがらせ、脅迫まがいの電話などは勿論怖いですが、まあそういうものは一過性で対象が次から次へと変わって行くでしょうが、公権力による言論封殺はもっての他。中国のみならず、アメリカ、イギリスなども国家による個人情報収集が暴露されたばかりです。こういう事で個人が萎縮してもの言えぬ、言わぬ、社会になりつつあるのでしょうか。

長くなりましたが、今わたしの廻りではどうして良いか分からない問題があると「古賀さんに聞いてみよう!」が合い言葉になっています。期待が大きいのですから、これからも信念をつらぬいて頂きますよう。

【古賀さんからの回答】 想田さんの「選挙」は見ました。私はあの映画を見て、絶対に選挙なんてやりたくないなと思いました(笑)。

想田さんとは一度お会いしたことがあります。「選挙2」はまだ見てませんが、同じ候補者(確か山内さんでしたか)が今度はたった一人でお金をかけずに脱原発を掲げて闘うストーリーですよね。多分二つを見比べてみないといけないんだと思います。

言論統制の動きはどんどん強まっています。このメルマガにも書いたようなマスコミの事情が、圧力を呼び込んでいるというのが実情かなと思います。

私のテレビ出演には、たびたび、政権からクレームがつきます。しかし、それをマスコミは表に出しません。普通に考えれば、圧力をかけてきたことを公表すればそれ自体が大ニュースになるはずなのですが。・・・・・・