候補者の名前を絶叫する街宣車に笑いが止まらない!? 海外メディアが見た日本の選挙戦

これが21世紀の先進国の選挙なのか?

 選挙戦の真っ最中に、海外有力メディアの日本支社長さんたちと日本の選挙について意見交換した。彼らは「頑張っている候補者の皆さんには申し訳ないが、日本の選挙は見ていて笑いが止まらない」と口を揃える。友人もたくさん頑張っているし、かつて自分も候補者としてやってきたことなので、そのように笑われるのはいい気分はしないが、一歩引いて客観的にみれば彼らの言い分もわからなくもない。

 彼らがまず笑いのネタとして指摘するのは街宣車。いわゆる選挙カーだ。

 「テクノロジーとイノベーションの宝庫と言われる日本で、21世紀の今日、大きなスピーカーを付けた車が町中を走り回るというような選挙をやっていることは非常に大きな驚きだ。日本が議会制度を学んだ英国では、選挙カーもポスターもチラシもなく、候補者は選挙期間中の週末に揃って立ち合い演説会をするくらいだ」

 また、「選挙カーを追いかけてみたが、候補者の名前を絶叫して連呼する車が目立つ。政策も哲学も語っていない。いったい何の意味があるのか?」と聞いてくる。

 「政策を語っていたら誰の車かわからなくなる。自分がこの車に乗ってこの町まで来たということを知らせるために名前を連呼して走り回るのだ」と経験者の私が答えると、鋭い彼らは「そうか。我々はみなさんのためにこれだけ汗を流して声をからして苦労しています、と有権者に見せるためなのか」と仮説を述べる。まさにこの仮説が当たらずとも遠からずなのだ。そう、選挙は自分の頑張りを見せる機会なのだ。

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