国会議員の質問力を多角的に評価するNPO法人「政策監視会議(万年野党)」の取り組み
〔PHOTO〕gettyimages

 前回のこのコラムで、「国会議員の活動データを集積する会」がまとめた全参議院議員の国会での質問回数などのランキングを紹介した。質問回数が多ければよいというものではない、という批判を多くいただいたが、その通りだろう。

 実は「政策監視会議(万年野党)」という別の団体が、国会議員の質問力、つまり質問の中味について評価し、ランキングする取り組みを始め、その結果が7月3日に公表された。今回はその取り組みについて紹介したい。

政権監視を専門とする「万年野党」

 同会はジャーナリストの田原総一朗さんを会長に、永田町や霞が関の政策活動を監視しようというもの。特定非営利活動法人(NPO法人)としての認定を目指して組織化を進めている。政権監視を専門とするという意味合いから「万年野党」という名称にする方針だ。

 同会が初めて行った国会議員の「質問力評価」の方法は3通り。全国会議員にアンケート用紙を配布し、同僚の国会議員の質問に点数を付けさせた。初回ということもあって回答した議員は31人と少ないが、名前の挙がった議員は251人にのぼった。同僚議員の質問について「テーマ設定」「調査・下準備」「成果・実現」のそれぞれについて5点満点で評価、合計15点満点でランキングしている。

 2つ目の調査では、霞が関の省庁の職員、つまり官僚たちに自由に国会議員の質問力を評価させている。絶対匿名を条件に協力者を募ったが、さすがに協力する官僚は少なく、7人による評価にとどまっている。これも同じく15点満点で採点している。

 3つ目の評価方法は、国会議員自身に自薦の質問を出してもらい、それを国会TVのビデオ画像から10分間のサンプルとして抽出するというもの。政策専門家7人が実際にそれを見たうえで評価を下している。