木暮太一の「経済の仕組み」

わかりやすい伝え方の法則
【第1回】 「わかりやすく伝える」とは?

2013年07月04日(木) 木暮 太一
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〔PHOTO〕gettyimages

 「なぜ、わかってくれないんだ・・・」
 「あれだけ言ったのに、なぜ、あの人はこんなにトンチンカンなことをするんだ・・・」
 「どうして、こんなに話が噛み合わないんだ・・・」

 私たちは、日々このような思いを抱きながら過ごしています。プライベートでのやり取りでもそう感じることはありますし、ビジネスにおいてはなおさらです。私自身、社会人になってから3つの会社で働きましたが、どこでも同じような思いをしました。

 報告、連絡、相談、依頼、指示、打ち合わせ・・・。

 会社の仕事は、コミュニケーションをベースに成り立っています。部下の報告が正しく伝わらなければ、どんなに頭の切れる上司であっても判断を間違えることでしょう。あるいは、上司の指示が正しく伝わらなければ、どんなに部下が一生懸命に働いても、その仕事はムダに終わってしまいます。

 どんなに素晴らしい商品であっても、その魅力を伝えられなければお客様に買っていただくことはできません。「伝える」ことが、あらゆる仕事の基礎にあるのです。

 ところが、ほんの少し込み入った内容になるだけで、うまく伝わらない。いや、ごくごく簡単な事柄ですら、伝えたつもりが伝わっていない。そのために、思うように仕事が進まなかったり、「言った、言わない」の言い争いになったり、わかってくれない相手に思わずイライラしてしまったり・・・。私自身、何度もそんなストレスを感じたものです。

わかりづらいことで、みんながどれだけのストレスを抱えているか---。
 わかりやすく伝えることで、どれだけ楽になるか---。

 わかりやすく伝えることができれば、仕事の現場が変わるはずです。

次ページ  相手の話をスッと理解できた時…
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