人材採用の常識が変わる!ビッグデータを使ったリクルートが始まった――

ニューヨーク・タイムズ(USA)より

2013年07月13日(土)
〔PHOTO〕gettyimages

 採用面接で正しく公平な判断を下すのは難しい。数十分の面接時間で就職希望者の学歴や職歴、性別や人種に対する偏見を取り除いて、その人自身の能力を測ることは不可能に近いだろう。

 だが現在、シリコンバレーでは、ウェブ上に蓄積された大量のデータ(ビッグデータ)を利用して、公平で中立的な採用をサポートするテクノロジーが開発されている。

ニューヨーク・タイムズ(USA)より

 新興企業「ギルド」が提供しているのは、よく訪れるサイト、言葉づかい、テクノロジーに対する考えかた、過去に携わったプロジェクトと周囲の評価、そして学歴などを分析し、人材の評価とランク付けを行うサービスだ。ギルドはすでに700万人のプログラマーのデータを収集し、フェイスブックやグーグル、アマゾンといった大手IT企業も同社のサービスを利用・試用している。ギルドの技術者であるビビアン・ミンは性転換手術をして女性になった人物だが、性転換後に自分の能力に対する周囲の評価が変わったと感じ、このサービスを思いついたという。

 某IT企業の人事担当者によると、ギルドのサービスは自社の信頼できる社員の推薦ほどには期待できないものの、学歴や職歴からは目に留まりにくい優秀なプログラマーを発掘するのに役立つそうだ。この技術が洗練され、扱う業種が広がれば、誰もが自分の人材価値を一瞬で検索できるような、恐ろしい時代がくるかもしれない。

 

COURRiER Japon

2013年8月号
(講談社刊、税込み780円)発売中

amazonこちらをご覧ください。
楽天
こちらをご覧ください。



最新号のご紹介

COURRIER最新記事
Ranking

「クーリエ・ジャポン」

More
Close