朝ドラ『あまちゃん』番組スタッフが明かす面白すぎる「東京編」のロケ現場

2013年07月02日(火) 週刊現代

週刊現代賢者の知恵

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 たとえば、田舎の町で温泉が湧いてさあ町興しだと、そこで起こるドタバタ劇を描くのが、普遍的な喜劇の構造です。今回のドラマでは、この温泉の役割を果たすのが『地元アイドル』なんです。普遍的な物語構造と、現在のアイドル事情を繋げたのは、まさに宮藤さんの慧眼ですね」

もっともっと面白くなる

 あの耳から離れないオープニングテーマや、物語の鍵を握る『潮騒のメモリー』を生んだ『あまちゃん』の音楽担当の作曲家・大友良英氏は、東京編の「聞きどころ」をこう語る。

「東京編ではさらに音楽劇の色合いが濃くなります。今は劇中に登場する、超人気アイドルグループ『アメ女(アメ横女学園芸能コース)』の曲を作っているところ。ヒット曲としての説得力をもたせるため、実際にアイドルソングを作るときのような分業制をとっています。僕がプロデューサー役になり、4人の制作陣で作っている。宮藤さんは作詞家のポジションです。

 最終的には劇伴(劇中に流れる音楽)は300曲を超えそうです。人気の高まりには正直驚いています。『潮騒のメモリー』は、キョンキョンがカラオケで歌うシーンが放送されただけで、ものすごい反響でした。それでやれCD化だ紅白だと周りは騒ぎ出しましたけど、現場はいかに'80年代のアイドルソングとして現実的な説得力をもたせるかに必死で、商売っ気のあることなんて何にも考えてなかった。仕組まれたヒットが多い今時、純粋な現場ですよ(笑)」

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