世界経済 中国 金融・投資・マーケット
「第4次習近平暴落」で経済はダウン寸前! 中国発の金融危機は回避できるのか!? 
〔PHOTO〕gettyimages

 中国株の暴落が止まらない。6月25日には、上海総合株価指数(上証指数)が、悪夢の1849ポイントまで下落した。中国では「アヘン戦争の再来だ!」とネット民たちが騒いでいる。アヘン戦争は、1840年に起こったからだ。その前は、「建国底」と呼んでいた。建国の1949年の数値が底だろうという希望的観測だ。

 だが株価は「建国前」まで、あっさりと突き抜けてしまった。日本の証券市場も乱高下を繰り返しているが、中国株は、日本のような「一喜一憂」でなく、まさに底が抜けた感じなのだ。

経済オンチ風な指導者に市場はドン引き

 思えば2000年代は、1億6000万人の「股民」(個人投資家)たちが、株バブルに酔いしれた時代だった。株長者になって新築マンションと新車を買うというのが、ほんの5年前までの中国人の一般的な夢だった。

 2007年10月16日には、上証指数は、過去最高の6429ポイントに達した。だがその直後に、いわゆる「第一次習近平暴落」が起こった。第17回中国共産党大会で、習近平・上海市党委書記が、胡錦濤総書記の後継者となることが、事実上「発表」されたからだ。いかにも経済オンチ風な指導者が後継者に決まったことで、市場がドン引きしたのだ。

 その後、上証指数が5000を切ったら中国に経済危機が起こると言われたが、その水準もあっさり割ってしまった。次は4000、その次は3000がレッドラインと言われたが、それらもスルリと突破した。

 昨年の「大発会」の1月4日時点で、2212ポイントまで落ちていた。だがその後、株価は何とか持ち直していた。

 そして11月に第18回共産党大会で、習近平総書記以下、「新トップ7」が指名されると、株価は再び下落を始め、11月21日にはついに、「ウルトラ・レッドライン」と言われた2000ポイントを下回ってしまった。いわゆる「第二次習近平暴落」である。その後、やや持ち直し、昨年末は2199ポイントで引けた。

 今年に入ると、再び小康状態に入った。だが、習近平主席・李克強首相という政府の新体制が決まる全国人民代表大会の開幕を翌日に控えた3月4日、株価は前取引日比3.65%安の2273ポイントという暴落を見せたのだった。これが「第三次習近平暴落」である。

 そして今回の大波、「第四次習近平暴落」がやってきたというわけだ。再び「2000ライン」を突破したどころか、「悪夢の1900ライン」まで突破し、「アヘン戦争」の時代にまでタイムスリップしてしまった。

この続きは、プレミアム会員になるとご覧いただけます。
現代ビジネスプレミアム会員になれば、
過去の記事がすべて読み放題!
無料1ヶ月お試しキャンペーン実施中
すでに会員の方はこちら