カイジ「命より重い!」お金の話
【第12回】 お金の不安から解消されるための唯一の秘策


漫画『賭博黙示録 カイジ』とは?

自堕落な日々を過ごす主人公、伊藤開司(いとう・かいじ)。そのカイジが多額の借金を抱えたことをきっかけに「帝愛グループ」をはじめとする黒幕との戦いに挑んでいく大人気漫画。命がけのギャンブルを通じて、勝負師としての才能を発揮するカイジだが、その運命は果たして・・・。

(作者:福本伸行 講談社『週刊ヤングマガジン』で1996年11月号~1999年36号まで連載された作品)


【第11回】はこちらをご覧ください。

「いつまでも働き続けられる!」という自信をつける

 今の日本では、20代~40代のじつに85%もの人が「将来に経済的な不安を感じている」そうです。特に20代の若者たちの多くは、将来への備えとしてせっせと貯金をしているようです。

 ですが、仮に将来に不安があるとしたら、それを解消するために若いときから貯めるべきものは、"お金"ではなく"働き続けられる能力"ではないでしょうか。

 毎月3万円の貯金をいくら続けても、将来の安心は得られません。毎月3万円の貯金を30年間欠かさず続けたとしても、貯められる額は、

3万円×12ヵ月×30年=1,080万円

 です。これに多少の金利がつくかもしれませんが、その額も高が知れています。貯金で将来の不安を消すことはできないのです。

 一生遊んで暮らしても使いきれないくらいの大金持ちであれば話は別ですが、私たち一般人は、多少のお金があっても将来の不安は消えません。経済的な安心を得るためには、「将来も働き続けることができるだろう」と自分で思えることが必要なのです。

 つまり、働き続ける能力が必要なのです。将来に向けて貯めるべきものはお金ではなく、"働き続ける能力"なのです。

 月給が3万円高いという理由から、将来に役に立たない仕事を選ぶのではなく、月給が3万円安くても、"働き続ける能力"を身につけられる仕事に就くべきです。そうすれば、月々3万円の貯金はできなくても、代わりに能力を貯められます。