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ITトレンド・セレクト
2013年06月13日(木) 小林 雅一

アップルとグーグル、最近の明暗を分けたものは何か?

〔PHOTO〕gettyimages

 先日、何気なくアイフォーンからグーグルの音声検索を使ってみて、以前よりも大分進化しているので、ちょっと驚いた。

 たとえば世界各国の首都や首相、あるいは著名な山の標高や観光スポットの場所などを片っ端から質問したところ、人工合成された女性の声でちゃんと答えを返してくる。これに加えて今後、グーグル・カレンダーやGメールなども音声操作できるようになれば、アップルの音声アシスタント「Siri」と大差がなくなる。いや音声検索がカバーできる範囲では、恐らくグーグルの方がアップルよりも遥かに上だろう。

 こうしたグーグルの攻勢に対してはアップルも相当危機感を募らせているのか、今週米国で開催された同社の開発者向けイベント「World Wide Developers Conference(WWDC)」ではSiriのテコ入れが発表された。

 次のバージョンからは、ユーザーが音声でスクリーンの明るさを操作したり、メールの読み上げを指示できるなど、よりきめ細かな操作ができるようになる。また、これに応えるSiriの声も、お馴染みの女性の声に加え、男性の声が追加されるという。

ビッグデータをグーグルに取られたくないアップル

 が、いずれもマイナー・チェンジの感は否めず、ここからも現在のアップルがグーグルの勢いに押されていることが伝わってくる。しかし、もっと気になるのは、アップルがSiriの検索機能を従来のグーグル検索からマイクロソフトの「Bing」へと切り替えたことだ(今週のWWDCでは、その旨が発表されたが、実際に切り替わるのは今年秋の予定という)。

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