2013.06.16(Sun) 岡田 真理

レッドソックスの選手を支える日本人シェフ

筆者プロフィール&コラム概要
〔PHOTO〕gettyimages

 2007年、松坂大輔投手の移籍に伴い、日本での知名度が一気に上がったメジャーリーグ球団といえばボストン・レッドソックス。アメリカでも、宿敵ニューヨーク・ヤンキースとの対戦は常に話題となる人気球団のひとつである。松坂投手のほか、岡島秀樹投手、斉藤隆投手らも過去に在籍し、2001年には野茂英雄氏がこの球団のユニフォームを着てノーヒットノーランという偉業を達成した。

 そんな日本人にもなじみのあるレッドソックスだが、実は選手以外にも日本人が多い。通訳はもちろん、広報やトレーナーにも日本人スタッフがいるのだ。そして、クラブハウスで食事を作っているのも、なんと日本人シェフなのである。

 その日本人シェフ、小坂勲氏は2006年のWBCに携わり、そこでラリー・ルキーノレッドソックス球団社長と出会った。それがきっかけで2007年からレッドソックスの本拠地・フェンウェイパークの記者用の食堂で日本食を作るようになり、松坂・岡島両投手にも小坂氏の作った日本食がサーブされていた。すると、それを見たほかの選手が「何を食べてるんだ?」と興味を持つようになったのだ。当時在籍していたマニー・ラミレス選手は、おにぎりとうどんを試合前によく食べていたそうだ。

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(おかだ・まり) スポーツライター、NPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション代表。1978年生まれ。立教大学卒業後、カリフォルニア大学エクステンションにてマーケティングのディプロマを取得。帰国後はプロアスリートのマネージメントに従事し、後にライターに転身。現在はアスリートのインタビュー記事を執筆する傍ら、ベースボール・レジェンド・ファウンデーションを運営している。


アスリートと「食」

自らのカラダに細心の注意を払うトップアスリートたちは食生活にもプロフェッショナルである。アスリートにとってもそうでない人にとっても役に立つ、スポーツ選手たちの食に関するエピソードを、自らもプロ選手のマネジメントに携わった気鋭のライターが紹介する。