ITの次は食品業界?投資家たちが狙う獲物

ニューヨーク・タイムズ(USA)より

2013年06月18日(火)
〔PHOTO〕gettyimages

 植物や豆で作った“卵"に、人工着色料や保存料、甘味料をいっさい使用しないお菓子……。

 米国では近年、技術革新によって進化したツールや流通手段を活かして新種の食品を開発する新興企業が増えている。

 たとえば、ハンプトン・クリーク・フーズは、豆やモロコシを使って卵の代替品を作っている。すでに大手食品会社がその“卵"を使ってクッキーやマヨネーズを製造しているという。

ニューヨーク・タイムズ(USA)より

 そして、こうした“食の起業家"たちにいま、シリコンバレーのベンチャー投資家たちが熱い眼差しを向けている。コスラ・ベンチャーズやKPCBといった有名投資会社はもちろん、マイクロソフト会長のビル・ゲイツや俳優のマット・デイモンまでも次々と参入。投資データベースの「CBインサイト」によると、2008年には5000万ドル(約50億円)だった食品業界への投資額が、昨年は3億5000万ドルに急伸した。

 前出のハンプトン・クリーク・フーズのジョシュ・テトリック社長は、投資家たちが食品業界に関心を抱いている理由を、「現在の業界は市場規模が巨大なうえ、環境や健康、動植物の管理の面で多くの問題を抱えているからだ」と語る。

 IT業界ほどの成長は見込めないとの声もあるが、シリコンバレーを中心に〝食品革命〟を期待する空気が広がっている。

 

COURRiER Japon

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