飯田泰之 × 常見陽平「饒舌大陸」 田中秀臣さんと語る「2013年、就活の真実」 【第1回】日本を救うのは、ウルトラマンではなく営業マンだ!

2013年06月05日(水) 飯田 泰之,常見 陽平

飯田 泰之,常見 陽平飯田泰之X常見陽平「饒舌大陸」

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田中: まさにそうなっています。だから多くの学生は、今は東京ではなく地元企業へ行っています。そうしないと対応できない。学生の負担は大きくなりました。

常見: このところ進んでいる就活の煩雑化というか肥大化は、正直、課題だと思いますね。確かに今年は、3月にフライングで内定を出す企業や、4月の第1週に立て続けに内定が出たりするなど、非常に早かった。

 もう一つの今年の特徴は、田中先生が言われた通り、従来は「地方」と「都市部」、それに「中小企業」と「大企業」ではタイムラグがあったのが、地方や中小企業も早くなっているということ。実際、この2年間、求人が戻ってきているので、「また売り手市場になるか」という流れですね。それが今年はさらにはっきりしてきたので、「早めにアプローチして囲い込め」となっている。

田中: 内定率は、リーマンショックの影響で、その1年後くらいにガクンと落ち込み、さらに東日本大震災で、いったん止めを刺された形になりました。それが昨年は急激に戻り、今の4年生など、ほぼリーマンショック前の水準になっています。うちの大学は、マージナルというか、首都圏の周辺部に位置していて、最も経済状況の影響を敏感に受けるんです。

飯田: 田中さんが教えていらっしゃる上武大学のあるところって、都市部ではないけれども、では本当の地方かというと、そうでもない。東京まで1時間半で出られるくらいの距離ですよね。

田中: そうです。僕は今まで15年くらい大学の就職委員をやってるんだけど、そういう地理的な条件もあって、うちの大学は就職状況にすごく敏感で、いわば就職市場の先行指標のような学校だなぁと思っています。

常見: (後ろの壁を見て)おや、ポスターの紙が剥がれてますよ。

田中: ん? ニコ生のコメントで「田中先生、髪が剥がれてますよ」って書いてる奴がいる。ふざけるな。俺の頭はカツラなんだからな(笑)。

常見: そういえば、有名な某演歌歌手が全国ツアーをやるときに、必ず「僕はヅラだっていう噂があるけど、絶対に違います」と言って、客席からお客さん1人をステージに上げて、自分の髪に触らせ、「ほら、違うでしょ」と聞くんです。お客さんは「あ、本当だ。ヅラじゃないんですね」と驚くそうです。

飯田: 徹底して情報公開しているのか。

常見: でも、全国どこの会場でも、ステージに上がってその歌手の髪に触るのは同一人物だそうです。

田中: そこまでして隠したいのか。情けないな。俺を見習え(笑)。

常見: 一度ヅラをかぶると、隠蔽はそこまでやらないといけなくなるらしいです。

茂木健一郎さんとガチバトルをした

飯田: ヅラも経済問題も、隠し事や無理な理屈を重ねれば重ねるほど、辻褄を合わせるのがどんどん難しくなっていきますよね。今、「反リフレ派」の人たちが書いている文章を読むと、頭がおかしくなってしまったのかと思えるくらい、一行一行が矛盾している。もちろん、過去の主張との整合性もない。

田中: 今日、家を出る時にTwitterを見たら、「田中秀臣は細川内閣の重鎮だったのに、なぜリフレを主張するのか」と書かれていたんです。さっきも言ったけど、それは俺じゃなくて田中秀征なんだよと(笑)。さらに困るのが、その間違いを多くの人がリツイートしてるんですよ。

 あと、大学が同じというだけで僕を池田信夫だと誤解して、池田さんへの批判を僕に送りつけてくる奴もいました。池田さん、昔、うちの大学で教えていたことがあるから。

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