学校・教育
〈対談〉 田村耕太郎 × 村上憲郎
グローバルの「中枢」に行くために、日本人には何が必要なのか

左:田村耕太郎氏 右:村上憲郎氏
※この対談は4月11日に行われたものです。原稿には、読みやすくするために必要な編集を施しています。

グーグルはどんな基準で人の採用を決めるのか

田村: こんにちは。今回は村上さんに、主に三つのことをお聞きしたいと考えています。

 一つ目は、世界中からオリンピック選手のような人材が集まるグーグルという会社は、どのような採用をしているのかということ。二つ目は、グローバル企業での英語の重要性について村上さんがどうお感じになったかということ。そして三つ目は、親御さんの立場で、日本の教育をどう考えているかということです。

 最後の点については、プライベートな話になりますが、村上さんのお嬢さんは、日本の高校や大学ではなく、アメリカのボーディング・スクールを経てハーバード大学へ進まれています。お子さんに受けさせる教育として、日本ではなくアメリカでの教育を選択した理由もぜひ伺ってみたいと思います。

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 とりあえず、まずは一番目のポイントから伺います。グローバル市場で勝っている企業は、どんな人材を求めているのでしょうか。グーグルのグローバル採用がどのようなものかをお聞かせください。

村上: グーグルは、何か特に新しいグローバル採用のルールを持っているわけではありません。ただ、全般的に、非常にフェアな採用方針を貫いていると思います。

 たとえば日本企業のように、応募者の性別を問うようなことは決してしません。男性か女性かというのは、仕事の実力には関係ない話だからです。そんなことをアメリカでやったたら、採用において不当な性差別を行ったとして、その企業に100万ドルくらいの罰金が科せられる可能性があります。

田村: 真っ先に性別を聞く日本企業の採用とは、まったく対照的ですね。